主観客観

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適塩のススメ

2011年3月3日

 最近「塩を減らそうプロジェクト」が「減塩マーク」を発表した。塩分の過剰摂取は高血圧の原因となり、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす可能性を高める。スーパーなどでも「減塩」と書かれた食品が販売されており、健康志向の高まりを受け、減塩に対する取り組みは広がりつつある。皆さんはどのくらい塩分を摂取しているだろうか。厚生労働省では「日本人の食事摂取基準」において塩分摂取の目標量を男性は1日9g未満、女性は7.5g未満にとしている。

 調味料として自分で料理に加える塩分は減らせるとして、加工食品の中に含まれている塩はどのくらい含まれているかすぐには分からないし、外食をするとなると自分ではなかなかコントロールができない。フィンランドやイギリスでは政府の関連機関が減塩キャンペーンを先導し、食品業界が商品の減塩化に協力したことで、自分から積極的に減塩に取り組まなくても知らず知らずのうちに減塩できるようになり、摂取量が減少した。日本でも「減塩マーク」のついた食品や飲食店で食事をすることでコントロールしにくい塩分を減らすことができるようになるだろう。

 塩分の取りすぎは健康に良くないが、一方で取らなさすぎも健康に悪い。汗を大量にかいたとき、塩分補給が十分でないと脱水症状や熱中症などが起こることはよく知られているが、他にも食欲減退・脱力感、めまいやふらつきなどの原因にもなる。塩分は、鉄やカルシウムとおなじくミネラルの仲間で、ミネラルは適量とると、体の調子を整える働きがある。そのため、多すぎても少なすぎても健康を維持するためには好ましくない。特に、それぞれのバランスが大切で、特定のミネラルを摂取しすぎると、他のミネラルやビタミンなどとのバランスを崩し、健康を損なってしまう。塩分のとり過ぎはその例のひとつだ。減塩は必要ではあるが、過ぎたるはなお及ばざるがごとし。適切な量の塩分の摂取による健康維持を心がけたい。

(撫子)


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