主観客観

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義援金の行方は

2011年4月5日

 TDB景気動向調査に震災に対するたくさんのメッセージをお寄せ頂き、ありがとうございました。厳しい状況を見聞きすることが多いなかで、皆様からよせられたメッセージは暖かいものが多いことが印象的でした。日本赤十字社には、3月31日現在で132万8,571件、696億2,175万4,832円の義援金が集まっているそうです。被災地や被災者に対する支援の輪が全国に広がっていることは日本人として誇りに思います。皆様から寄せられたメッセージにも義援金の送付を行っているというものが多くありました。一方で義援金が被災者のために有効に使われているのか、疑問視する声もありました。

 私もわずかではありますが、義援金を送りました。様々な団体が義援金を呼びかけていますが、気になるのは義援金がどのように使われるかということです。日本赤十字社などは全額を義援金配分委員会に送金し、その後、同委員会で立てられた配分計画に基づいて、被災者の方々へ届けられますが、一部には全額が被災者に届くのではなく、多くが経費などにまわってしまう団体もあるようです。また、義援金を分配する配分委員会は被害の全容がある程度つかめないと組織できないことなどから、まだ組織されておらず、分配の遅れが懸念されます。義援金が少しでも被災者の方々の役に立つよう、集める側には迅速な被災者支援を行い、集まった金額や、使途などをしっかり報告して欲しいと思います。また、義援金を集めた団体が被災者のために活動するよう、送る側もどう使われたのかをチェックしていくべきでしょう。

 また、義援金詐欺など、一部には悪質な犯罪もあり、人の善意を踏みにじる行為には厳しい対応が求められますが、騙されないよう個人としても信頼できる窓口に送らなければなりません。街頭募金などが盛んに行われていますが、団体名や連絡先、使途などを確認し、信頼できるかどうか判断する必要があります。

 未曽有の大震災で、多くの支援が求められています。しかし、今できることは限られています。そのなかで、被災者の方々に確実に届く方法を選んで、できる限りの支援をしたいと思います。

(撫子)


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