主観客観

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祝!なでしこジャパン国民栄誉賞

2011年8月3日

 女性の団体競技で敵味方が交錯するスポーツを目にする機会は数少ない。私がすぐに思い浮かぶのは、バスケットボールやクリケットくらいだろうか。これに先日、サッカーが加わった。女子サッカーワールドカップで優勝したなでしこジャパンの戦う姿は素晴らしかった。

 枝野官房長官は昨日(8月2日)、彼女たちに国民栄誉賞を授与すると発表した。その理由として「最後まであきらめない姿勢で国民にさわやかな感動と東日本大震災などの困難のなかでそれに立ち向かう勇気を与えた」と述べているが、ワールドカップでの戦いは多くの人が同様の気持ちで讃辞を送っていたことと思う。

 その数々の熱戦のなかで私の印象に強く残っているのは、なでしこをはじめとする選手達の清々しさである。
 その要因は、女性らしさ、にあるかもしれない。男子サッカーはよく言えば選手の当たりが激しく見応えがある。しかし、そのためにファウルが多い。
一例を挙げると、2011年5月にバルセロナが優勝した欧州チャンピオンズリーグでは、1試合平均のファウル数がおよそ30なのに対して、先日の女子サッカーでは1試合平均でおよそ20であり、チーム別ではフェアプレー賞を受賞したなでしこジャパンが9.2、米国が12.0、スウェーデンが13.7である。
 女子は男子よりも明らかに少なく、また、見た目も品がよいというか露骨でないというか、男子ほどダーティーなプレーは目立たず、ファウル後の対応でも相手選手を思いやる姿が数多くみられた。そのため試合は面白く感じ、また後味も良かったのである。

 よく言われることだが、世界各国の政治の舞台でももっと多くの女性が能力を発揮することで、国際紛争や経済的な対立、環境問題などもより円滑な解決に向かうのではないか。
 不信を極めている日本の政治でも国際競争力の低下を余儀なくされている経済界でも、もちろんスポーツ界でも、男性が奮闘するのは当然のこととして、女性のいっそうの活躍を期待したい。

(大和)


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