主観客観

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巳年を迎えて

2013年1月10日

 昨年末に世間を賑わせたマヤ暦の終了による地球滅亡説も、蓋を開けてみれば何も起こらず無事2013年を迎えた。
2012年はどのような一年であったろうか?思い返してみると文化やスポーツの面などで様々なイベントに恵まれた年だった。

 5月に開業した東京スカイツリーは日本の新たなシンボルとなったし、オリンピックでの日本人選手の活躍には大いに感動させられた。
また、金環日食や金星の日面通過などの珍しい天文現象の当たり年であり、「天体ショー」とも呼ばれ盛り上がった。そのほか、今後の医療現場への応用に光が見えたiPS細胞分野の研究に関する山中教授のノーベル賞受賞は記憶に新しい。

 一方、政治の分野に目を向けると、政権の求心力低下も相まってTPPや原発問題では方向性すら示せず、これまで同様、決められない政治が印象付けられた一年であったと感じる。
山積する課題をいつまでも先送りしていてはならない。現在のツケを払うのは未来の子供たちなのである。

 今年も成人を迎える若者がいる。帰省の多い正月休みに合わせ、すでに成人式を実施した地域もある。成人の日には街中で普段着慣れないスーツを身に纏う青年や綺麗な振袖で着飾る女子が溢れかえる。そんな彼らを見ると何ともいえない晴れやかな心持ちになるのは私だけではないはずだ。

 総務省統計局の発表によると、新成人の数は年々減り続けており、2013年1月1日現在における「新成人」の人口は122万人と記録を始めてからもっとも多かった1970年の約半数になったという。少子高齢化が進むなか、次世代を担う若者への「期待」と「負担」は益々大きくなる。彼らが希望を持って社会で活躍できるよう、我々が活路を開かなければならない。

 総選挙で政権が交代し、経済・金融面の政策転換の期待感から年末から為替市場は円安に振れ、足元の株価も上昇基調だ。また、首相の年頭所感でも「大胆な金融政策 」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」の「三本の矢」で経済政策を強力に進めると言明した。
当然、公約の中には賛否両論となる施策もあろう。しかし、この停滞する日本においては、強いリーダーシップを発揮し「前に進む」ということが重要なのではないか。

 2013年は巳年だ。旧態依然とした「決められない日本」から、果たして「脱皮」できるだろうか。政権交代は日本再生の契機となるか。期待を込めつつ注意深く見守っていきたい。

(撫子)


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