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軽自動車に見るユーザーニーズ把握の重要性

2014年5月7日

 2013年の国内自動車販売台数は、538万台(前年比0.1%増)であった。エコカー補助金効果の剥落から反動減が懸念されたが、終わってみれば前年並みを維持する格好となった。

 市場をけん引したのは、燃費をセールスポイントとするハイブリッド車と軽自動車であった。なかでも、軽自動車の販売台数は211万台と、市場の4割を占めるまでに成長している。

 4月の新車販売台数は、普通車・小型車・バスが前年同月比11.4%減の18万8,864台で前年同月割れとなったが、軽自動車は同2.9%増の15万6,362台と増勢が続いた。消費増税も、軽自動車に関しては影響が見られていない格好だ。

 軽自動車の好調については、各メーカーの商品開発努力によるところが大きい。デザインや居住性、安全性などは年々改善されており、技術革新を重ねハイブリッド車に並ぶ燃費も実現。最近では、スズキがハイトワゴンタイプの軽自動車とSUVを融合した新ジャンルの軽自動車「ハスラー」を開発、ヒットを飛ばした。

 軽自動車は日本国内独自の車両規格であるため、ユーザーのニーズを反映しやすい。逆を言えば、自動車のような成熟市場においても、ユーザーニーズを的確に反映した商品をつくることができれば、ヒットさせることが出来るという好例だろう。

ユーザーニーズの把握というと、大がかりなマーケティング調査がイメージされがちである。しかし、成功している中小企業の多くは、営業マン、店舗など顧客と直接の接点となるところから有益な情報を引き出しているようだ。まずは「なぜ当社と取引しているのですか?」「当社がお役に立てているところって、どんなところでしょう?」と顧客に問うところから始めてみてはいかがだろうか。

(KH)


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