主観客観

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働く意志さえあれば、働きつづけられる社会へ

2015年8月5日

 この度は景気動向調査にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。調査票で質問させていただいた「女性登用」についての調査結果は8月13日(木)に発表しますが、幼い子を育てながら働く女性としての私見を、この場を借りて書きたいと思います。

 現在の日本社会において、女性が子供を育てながら仕事を続けていくには、いくつもの恵まれた環境が必要です。「勤め先に出産や育児をサポートする十分な制度がある」「職場の理解がある」「仕事をしている間、子供を預ける場所がある」「働くことに理解を示し、家事や育児を分担・協力してくれる家族がいる」など。このうちどれか一つでも足りなければ、即働けなくなるわけではありませんが、いくつも欠けてしまうと仕事を続けることは難しいように思います。女性本人がいくら優秀で、働く意志があったとしても、どうにもなりません。
 勤め先である当社には十分な産休・育休制度や時短勤務制度があり、またありがたいことに職場の理解もあったことから、仕事を続けることができました。
 私個人としては、結婚後は東京都内に住んでいましたが、住んでいる一帯が保育園激戦区と聞いて、妊娠を機に引っ越すことを決意。実家近辺のいくつかの市の保育園事情を調べ、比較的入りやすいと判断した千葉県のある市に転居し、出産後は無事に子供を保育園へ入園させることができました。
 入園することはできましたが、働く母にとって頭の痛い問題として「子供の病気」があります。入園間もない0歳〜1歳のうちは、病気の連続。世の中にこんなにたくさんの種類の感染症が存在するのかと改めて驚き、治るまで保育園を休まなければいけないと途方に暮れます。クラスで病気が流行ると高い確率でわが子ももらってきますが、その都度母親一人が看病のために会社を休んでいると、仕事になりません。我が家はそんな時、近くに住む実母に頼ります。朝の6時前に電話して2時間もかからずにかけつけてくれる母。彼女の助けがなければ、仕事はこれまで続けてこられなかったでしょう。近くに親がいない知人は、感染症にかかり数日間保育園を休まなければならない場合、遠方に住む親に新幹線等で駆けつけてもらっているそうです。親でなくても、夫や病児保育施設、ベビーシッターなど、子供が病気になった際に頼める相手が必要です。

 「女性」ではなく、「ワーキングマザー」に偏った話になってしまいましたが、男性中心の職場のため理解が得られにくかったり、保育園への入園が難しかったり、親の援助を得られない人も多いでしょう。そうした状況にあっても働く意志さえあれば、子供の有無に関係なく仕事を続けられる社会であってほしいと切に願います。これから進む生産年齢人口の減少に伴う労働者不足を補う役目を私たち女性が担えるよう、社会制度や企業の取り組み、社会全体の意識がより良い方向へ向かっていってほしいと思います。

(星月)


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