主観客観

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メンズ美容市場

2015年9月3日

 洗顔後に化粧水やクリームで保湿する、という女性であれば当たり前のケア。最近は女性だけでなく男性にも浸透しているようだ。先日実家に帰省した際、実父が化粧水を使っていたことには衝撃を受けたが・・・。

 経済産業省の化学工業統計によると、2014年の男性皮膚用化粧品の販売金額は222億3,900万円で、10年前の2004年(130億2,100万円)と比較し70.8%の大幅増となった。皮膚用化粧品合計の販売金額は2014年(6,807億200万円)と2004年(6,348億1,900万円)を比較し7.2%増であることから、男性皮膚用化粧品の市場規模の増加ペースが群を抜いていることが分かる。化粧品だけでなく、これまで女性向けとされていたエステや脱毛など幅広い分野においてもメンズ向け市場は広がりをみせている。また、今まで美容に気を使う男子=美意識の高い一部の若者、というイメージがあったが、近頃の30〜40代向け男性誌では女性誌顔負けのスキンケア特集が組まれていたりする。今や性別や年齢に関係なく、外見に気を使うことはごく自然なことのようだ。

 これほどまでにメンズ美容市場が拡大した背景として、ここ20年ほどで情報インフラが整備され、興味のあることや知りたいことを手軽に調べることができるようになったことが挙げられる。ただ、それ以前に男性が美容に対し興味をもつようになったのは、職場に女性が増えたことが一つの要因となっているのではないか。総務省の労働力調査によると、雇用者総数に占める女性比率は年々増加、2014年には43.5%と半数近くにまで上昇している。一般的に女性は身だしなみについてのチェックが厳しい、と言われ、女性比率の高い職場においては男性の身だしなみへの意識が高くなるようだ。

 先月28日には大企業に女性登用の数値目標を作るよう義務づける女性活躍推進法が参院本会議で可決、成立した。女性上司が増加するかもしれない職場環境において、今後仕事を円滑に行うためにも身だしなみを整えることはビジネススキルの一つとして必要不可欠なのかもしれない。

(C.K)


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