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ニューイヤー駅伝、開催地の謎

2017年1月11日

 元旦の「ニューイヤー駅伝2017 in ぐんま 第61回全日本実業団対抗駅伝競走大会」で旭化成が18年ぶりに優勝した。この正月恒例イベントは群馬県で開催されている。例年、私は自宅がある群馬県で年末年始を過ごす。仕事納めの頃から大晦日にかけて報道関係とみられるヘリコプターが入念に開催エリアの上空を行きかう。その羽音を聞きながら自宅の大掃除をしていると新年が間近に迫っていることを実感する。

 元旦、ランナー達は群馬県庁を出発し100キロメートルのコースを走る。弊社の事業所(2014年、高崎市に移転)があった前橋中心部の10階建てビルの眼前を通過し、高崎市、伊勢崎市、そして太田市へと向かう。群馬県で10年以上勤務した私にとって、テレビ中継の画面には見慣れた風景が映り、沿道に注目するとランナーを応援する人達のなかに知人の姿もちらほらと確認できる。テレビ中継は円滑だ。平地コースを見下ろす赤城山の電波塔が寄与し、中継が安定するという声も聞かれる。
 
 安定性は、企業活動の面で重要なキーワードになる。過去10年以上、群馬県は工場立地件数で概ね全国10位以内と好成績を残している。都心部から100キロメートル圏内でアクセスが容易、地盤が強く台風を含めた自然災害が少ない、利根川など水資源が豊富といったことなどがその背景にあげられる。この2月には圏央道の茨城県内区間が全面開通する。これにより、群馬県から成田空港まで結ばれるため、企業誘致や観光需要の後押しが期待されている。
 

 駅伝の話に戻ると、主催は日本実業団陸上競技連合。共催には毎日新聞社、TBSテレビとともに群馬県も名を連ねる。年末には知己の県警関係者と駅伝にかかわる警備動員の話で盛り上がり、仕事始めには弊社社員同士で駅伝の観戦状況を話し合っていたことを懐かしく感じる。ニューイヤー駅伝は今回、群馬県開催30回目を数えた。「地の利は人の和に如かず」という故事もあるが、誘致にあたっては地の利の特性とともに人の意識・協力が重要と感じる。

(週末高崎線)


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