主観客観

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新社会人の不安

2017年4月5日

 4月が始まった。優しい日差しが心地よいこの季節は、多くの人にとって環境が変わる時期ではないだろうか。かくいう私も、昨春に社会人となり、環境と生活リズムの変化の大きさを実感させられた。学生の頃とは違い、毎朝決まった時間に起き、満員電車に揺られ、仕事をし、また満員電車に揺られ帰宅する。この生活を実際に送るのは容易ではなく、好きな時間に起き自由に行動していた大学生の頃を懐かしく思い出した。また仕事で壁にぶつかるたびに、これから社会人としてやっていけるのかと不安に思っていたことは記憶に新しい。しかし、日々の生活に慣れ、少しずつ仕事を覚えていくことで、いつの間にか不安はなくなり、仕事のやりがいや面白さを理解しはじめた。社会に飛び込んでから一年。月日の流れはとても早く、あっという間に一年が過ぎた気がする。

 今年も多くの学生が社会人になった。文部科学省と厚生労働省による「平成28年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」(2月1日現在)では、大学生の就職内定率が90.6%と6年連続で前年同期を上回っており、調査開始以来同時期で最高を記録。大学と短期大学、高等専門学校を合わせた内定率は90.9%で、この割合も調査開始以来同時期で最高を記録している。就活生のなかには、一人で数十社からの内定を得た強者もおり、どの企業に入社しようかを悩んだ学生も少なくない。最終的に選んだ一社で充実した社会人生活を送ってほしいが、新社会人にはさまざまな不安があるようだ。

 新社会人が不安に思っている事柄は十人十色だ。就職情報サイト大手である(株)マイナビの「新社会人白書2017」によると、「社会人になるにあたって不安に思っていること」の上位には、“職場での人間関係”や“仕事を覚えられるか”“毎朝起きて出社できるかどうか”などが上位にランクイン。新しい環境での生活を不安視している学生が多いことが分かった。これらの不安を取り除くために、個人の努力は当然として、学生を受け入れる企業側も不安解消に向けて歩み寄りが必要かもしれない。

 正社員が不足していると感じる企業は過去最高となる45.5%で、企業の人手不足は深刻度を増している。企業にとって、新社会人が抱いている不安を取り除く施策を推し進めることは、新入社員の定着率を上げるだけでなく、これから就職活動をする学生へのアピールにも繋がる。
 「不安」の解消が、新社会人にとっても企業にとっても有意義な結果になることを期待したい。

(週一焼肉)


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