主観客観

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身近なもの、音楽

2017年9月5日

 私たちの身近にある音楽であるが、近年、音楽業界を取り巻く経営環境に大きな変化が表れている。

 日本レコード協会によると、2016年のCD(アルバム、シングルの合計)の生産金額は前年比2.7%減の1,748億7,300万円となった。一方で、音楽配信売上実績は同12.3%増の528億8,600万円となった。なかでも、サブスクリプションは同61.4%増の200億300万円と大幅な伸びをみせた。
 サブスクリプションとは定額制の音楽配信サービスを指しており、LINE MUSICやAWAなどといった国内企業のサービスや、2016年9月に日本に上陸し、11月からサービスを本格化させたスウェーデン発のSpotifyなどが挙げられる。

 また、コンサートプロモーターズ協会によると、近年は拡大傾向であったライブ総売上高が、2016年は3,100億7,830万円(同2.7%減)に減少したと発表。横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナなどの大規模会場の改修だけでなく、いくつかの中規模会場の改修・閉鎖も重なった2016年問題が影響している。また、2016年8月、チケット取引に関しては、インターネット上で行われるチケットの高額転売について、業界4団体が116組のアーティストや24組の国内音楽フェス・イベントとともに、そうした取引の防止を訴える共同声明を発表するなど、大きな問題となっている。

 CD売上の減少分をライブ収益で補う必要があるといわれているが、そのライブも会場問題や、チケット転売問題と抱えているものは大きい。そのようななか、音楽業界初となる公式チケットトレードリセールサイト「チケトレ」が2017年6月1日に本格オープンするなど、解決のために業界は動き出している。
 音楽好きの個人としては、サブスクリプションの普及で、今まで聴くことのなかったアーティストとの出会いの場が多くなること、また、ライブのチケット問題にメスが入り、行きたい人が適正価格で行けるようになることで、音楽業界の未来が明るくなることを期待したい。

 

(電話)


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