主観客観

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正月に暦をみて考え込む

2018年1月12日

 年末年始は、新年を迎える準備にと、自宅でカレンダーの取り換えを行う。ふと取り付けたカレンダーが目に入り、急に考え込んでしまった。「カレンダーから六曜がなくなると、ずいぶん殺風景なのでは」。

 そこで、六曜について調べてみると、多くの発見が得られた。カレンダーに六曜が記載されるのは明治時代からであり、「大安」や「仏滅」などは近代以降に信じられるようになったものだという。
江戸時代には、「大安」は「泰安」とも書かれていたほか、「仏滅」は「物滅」とあり「物が滅する」と同様の意味で、日の良し悪しとは関係なく使われていた。現在のように「仏が滅する」ので縁起が悪いというのは、明治時代以降に生まれた考え方のようだ。

 明治時代に六曜が流行したきっかけは、明治5年(1862年)に行われた太陰太陽暦(旧暦)から太陽暦(新暦)への変更といわれる。その後、民間が発効するカレンダーに六曜が記載されるようになった。そこから、あまり一般的ではなかった六曜が使われ始め、第二次世界大戦後になって広く定着していったという。

 今日では、結婚式などの慶事は「大安」の日を選び、葬儀は「友引」を避けることも多い。こうした吉凶を知りたいという願望は、ごく普通の心理であり、それを知ることで精神的に安心できるという効用もある。とはいえ、吉凶を知る方法は時代とともに変化することは認識した方が良いのかもしれない。

 六曜による吉凶は戦後に広まった習慣だと知り、ますます暦に関する興味が深まった。
 当たり前だと思っていたことを改めて考えると、意外な発見がある。昔から続けられていることも、案外、ふとした理由で最近始めたことだったりする。こうしたことは、仕事のなかにもないだろうか。引き継ぎを受けたからという理由で続けている仕事や、行うのが常識だと思っていた仕事も、単に惰性で続けているだけかもしれない。カレンダーの前で急に考え込んだことは、私が2018年に取り組む目標につながった。

(撞球者)


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