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与信管理 (35)連休は取り込み詐欺被害が増える時期

2018年4月4日

詐欺の要注意時期
 ゴールデンウイークや年末年始など、企業の営業活動が休止する時期は、例年取り込み詐欺被害が増える時期と言われています。詐欺業者はこの時期に商品を取り込んで行方をくらますことを「目標」において、その前から詐欺を仕掛けます。

 最初の2〜3回の発注と支払いで相手の信用を引き出し、連休前に大口の取引を仕掛けてきます。連休を挟むので、「取り込み」を終えた詐欺業者は「撤収」の時間を稼ぐことができ、被害者側も気づくのが遅れることになるのです。こうした取り込み詐欺がいつの時代もなくならないのは、刑事事件としての立件が難しく、被害者が泣き寝入りせざるを得ないためです。

 企業取引は相手を信用して取引することで成り立っており、相手が信用できるかどうかを見極めることはビジネスの根幹と言えます。どれだけ法制度やシステム・技術が発達しても、取引企業の目利きは商売においてなくてはならない機能なのです。

詐欺業者を見分けるために
 取り込み詐欺業者のチェックは商業登記からと言われます。商号や本店所在地が頻繁に変わっているものや事業目的が脈絡なくたくさん載っているものなどは、典型的なケースです。

 また、取り込み詐欺は、加害者は一度雲隠れしてまた違う方法や場所で再び詐欺を仕掛ける、いわゆる「再犯性が高い」と言われています。
 詐欺業者が判明したときに商業登記の役員の氏名をみると、繰り返し登場する人物が出てきます。したがって、不幸にも詐欺業者の被害を受けた場合は、そのときの相手の商業登記は保存しておくと、役立つことがあります。同業者や関係者に信用照会を行う場合も、社名だけでなく社長や役員の名前を伝えて行う必要があると言えるでしょう。

 なお当然ながら、調査会社にはこうした情報のストックがあります。気になる取引では、まず調査会社の担当者を通じて確認を試みるとよいでしょう。


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