夢の国は高い?それとも安い?
2019年が始まりました。本年もよろしくお願いいたします。
年末年始は、家でゆっくりというよりいろいろな場所に訪れていたが、千葉県在住の我が家では「どこかに行くぞ!」と思い立つと、東京ディズニーリゾート(以下「TDR」)によく遊びに行く。昨年もハロウィーンやクリスマスのイベント時期には必ず訪れていた。
現在は35周年のイベントが通年で開催されていて、休日に行くとすごい人混みで圧倒されてしまう。子どもたちが遊んでいる間に30分以上並んでポップコーンを購入することが私のお決まりである。
さて、TDRでは、1日中楽しめる1デーパスポートが2015年~2017年にかけて3年連続で値上げされた。2017年以降、1デーパスポートの料金は大人7,400円となっている。仮に大人2人で行く場合、約15,000円の入園料、そこに飲食代やお土産代、遠方からであると交通費や宿泊費なども加算される。TDRを1日満喫しようとすると3~10万円近くかかってしまう。
しかしながら、きっと素敵な1日になるのであろうとも思う。
参考までに、私が社会人になった2010年と2017年の2時点についての大卒初任給[1]とTDRの1デーパスポートの料金を比較すると、
- 大卒初任給は197.4千円(2010年)→206.1千円(2017年)、約1.04倍
それに対して、
- 1デーパスポートは5,800円(2010年)→7,400円(2017年)、約1.28倍
大卒の初任給が微増ととらえると、1デーパスポートの料金はやはり増加した印象を持ってしまう。
一方、小さな子どもがいる我が家にとっては、これほど安全で大規模なレジャー施設はないと考えている。ディズニーキャラクターやアトラクションを楽しむことはもちろんのこと、迷子センターや救護室の設置やキャストと呼ばれる従業員の方が隅々まで配置されている安心感、暑くなったら至るところで水分補給ができる環境など、困った出来事があっても問題なく解決し、楽しく過ごせる場所である。
遊んでいる最中にマフラーを落としたことがあったが、退園までに無事手元に戻ってきたという経験もある。
身銭を切る我々親にとってみると高いなと感じる部分もあるが、子どもが安心・安全に楽しめることはプライスレスでもある。でも、あの混雑を考えると...。
TDRの楽しみ方は人それぞれ、「高い」「安い」の感じ方も人それぞれだが、私はそれなりに楽しんでいる。
2019年10月には消費税率の引き上げが予定されているが、これ以上料金が上がると我が家の娯楽費は一体どうなるのだろうか。
[1] 厚生労働省「賃金構造基本統計調査 新規学卒者の初任給の推移 大学卒(男女計)」