コーヒーを飲む習慣
皆さんはどのような時にコーヒーを飲むだろうか?出かけた際、休憩にカフェで一杯。仕事中、集中力を高めるために一杯。休日、こだわりの一杯を自宅で・・・など様々であろう。私自身は、社会人になってからというもの、昼食中、もしくは昼食後に一本飲むのが日々の習慣となっている。「頭が冴える!」「集中できる!」という効果を実感はできていないが、なんとなく飲んでしまう。特に銘柄などにこだわりもないが、手放せなくなった私は「愛好家」ではなく「常飲者」といったところであろうか。
そんな私の日常になりつつある「コーヒー」について、少し目を向けてみた。
日本コーヒー協会が発表している「日本のコーヒー需給表」によると、2018年の国内消費量は前年比1.2%増の47万208トン(生豆ベース、速報値)。過去最高水準となっている。コンビニ大手が相次いで「コンビニコーヒー」を提供していることや、サントリー食品インターナショナルから発売された「クラフトボス」が引き金となり、若者などの新たな顧客層を開拓したペットボトルコーヒーのヒットが貢献しているとみられる。
しかし、コンビニで手軽に本格的なコーヒーが飲めるようになったことから、インスタントコーヒーなど家庭用コーヒー市場は厳しい状況にある。
また、ペットボトルコーヒー伸長の影響などに押され、缶コーヒーの市場規模は緩やかな縮小傾向にあるため、飲料メーカー各社ともテコ入れを図っている。
コーヒーショップでは、若者を中心に人気があるスターバックスコーヒージャパンが、2019年2月28日に東京・中目黒に新店舗となる「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」をオープン。同店舗はコーヒーを飲むだけではなく、生のコーヒー豆が焙煎される様子を見ることや、豆を触ることができ、飲むだけではないコーヒー体験ができるというスターバックスとしても特別な店舗となっている。
缶コーヒーやペットボトルコーヒー、コンビニコーヒーは各社ともに新商品や既存商品のリニューアルを続々と行っている。そうしたなかで、スターバックスの新店舗はコーヒーの魅力を大いに伝えてくれる場の一つとなるだろうか。
個人的には、今後も昼食後に付き合いを続けるコーヒー市場が、より伸びていくことで、より多くのバリエーションや提供方法が増えていくことを常飲者として願いたい。