片付けの一歩前進!?

史上初の10連休となったゴールデンウイーク。私の最大の予定は家中の片付け。買い物好きな母と本好きの父の影響で、私の家には大量の洋服と本がある。どれも思い入れのある物ばかりだが、これらを何とかしなければとずっと前から思っていた。「片付け」という地味な予定に我ながら苦笑いだが・・・。予定が予定で終わらないように、ゴールデンウイーク前に収納ボックスを購入し、気合いを入れる。


「片付け」というと、私は「断捨離」や「こんまりメソッド」がすぐ頭に浮かぶ。同じような方も多いのではないだろうか。


「断捨離」とは、やましたひでこ氏が2009年に著書の『新・片付け術「断捨離」』によって提案。ヨガの「断行(だんぎょう)、捨行(しゃぎょう)、離行(りぎょう)」から生まれた言葉で、モノへの執着を捨て、不要なものを減らすことにより、生活に調和をもたらす考え方のこと。2010年の流行語大賞にノミネートされ、同氏の登録商標にもなっている。

一方の「こんまりメソッド」は、近藤麻理恵氏が2011年に出版しベストセラーとなった「人生がときめく片づけの魔法」に書かれている方法。捨てることを意識するのではなく、何を残したいかがポイントで、その際に「ときめく」をキーワードにしている。2019年の元旦から動画配信サービスNetflixで彼女の番組が公開され、世界でも大きな話題になった。


調べてみて知ったのだが、どちらともに、片付けを通して自分を見直し生活を改善の方向へ向かわせている。また、モノと向き合い本当に必要なものを確認しながらの片付けは、ただの片付けでは終わらない。それが魅力なのだろう、と今さらながらに感銘を受けた。


そして、真剣にモノと向き合う作業は、「時間と覚悟が必要」とのことだった。
 

暇な連休だから。という理由で思いたった家中の片付けだったが、「断捨離」と「こんまりメソッド」のお蔭で普段とは違う気持ちで片づけを開始。大げさかもしれないが、周りへの感謝の気持ちが湧いてきたりした。


探していた洋服や懐かしい本に何度も手が止まり、こんまりこと近藤麻理恵氏が教えてくれた「片付けの順番」が身に染みた。そんなこんなで史上初の10連休、私の予定はまずまずで終了し、「断捨離」と「こんまりメソッド」の体感は夏休みに持越しに。


収納ボックスを購入した時点で、モノを捨てられない性分なのでは?との友人の指摘に苦笑いだった。

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