新型コロナウイルスによる旅館・ホテル業への影響

「旅館・ホテル」の景況感は過去最低の水準まで下落
~ 訪日外客数の急減で売り上げDIや設備稼働率DIも過去最低の水準に ~

【要約】

  1. 新型コロナウイルスにより、旅館・ホテル業など観光に関連した企業は大きな打撃を受けている。「旅館・ホテル」の景気DIは2020年に入り急落し、2011年3月(東日本大震災)を超える過去最大の悪化幅を記録。2020年3月以降は4カ月連続で1桁台の推移となり、厳しい状況が継続している
  2. 訪日外客数は2019年まで増加傾向となっていた一方、2020年に入り急減。宿泊者数のうち外国人の割合が年々上昇していたなか、新型コロナウイルスによるインバウンド需要の急激な落ち込みもあり、「旅館・ホテル」の売り上げDI、設備稼働率DI、販売単価DIは大幅に低下している。特に、売り上げDIと設備稼働率DIは2020年3月以降、景気DIと同様に1桁台で推移し、過去最低の水準にまで落ち込んだ

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