TDB圏域別景気DI(2020年8月)

3大都市圏における圏域別景況感、改善要因は多様な様相
~ 同一地域内であっても景況感に濃淡がみられる ~

TDB景気動向調査(2020年8月)の景気DIは3カ月連続で前月比プラスの29.7となった。自宅内消費の拡大や新たな住宅ニーズの高まりなどのほか、国内での自動車部品の生産持ち直しなどがプラス要因となった。しかし、全国一様な改善はしておらず、また各地における改善要因も同一ではない。特に、日本の人口や企業が集中し、東京、名古屋、大阪など経済活動の中心を担う3大都市圏についても、景況感の改善に差異が表れている。そこで、本稿では、日本の中心である3大都市圏に焦点を当て、さらに圏域という地域区分に分割し景況感や改善要因を把握した。
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