企業経営者の感覚による倒産傾向の予測(2021年8月)

倒産傾向は引き続き企業経営者感覚よりも低水準で推移
~実質無利子・無担保融資の影響が続く~

【要約】

  1. 帝国データバンク・予測レポート「企業経営者の感覚による倒産傾向の予測」における分析結果を、2021年8月時点のデータで更新し、2022年2月までの倒産件数の予測とその予測結果の分析を行った。

  2. 2021年8月までのTDB景気DI値を用いて2022年2月までの倒産件数を予測したところ、前回レポート[1]の予測結果と同様に、倒産件数の急激な増加を予測する結果となった。この予測結果により、新型コロナウイルスの影響拡大を受け企業の事業継続を目的に導入された実質無利子・無担保融資が引き続き強く作用しており、倒産件数が企業経営者感覚よりも低い水準で推移し続けることが示唆された。

  3. 【数理モデルを用いて推定した月次倒産件数の予測】
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