実録!第8波における新型コロナウイルス感染体験記
現在政府は、新型コロナウイルスに関する感染症法上の分類を2023年5月8日以降に季節性インフルエンザと同様の5類へ引き下げる方針を示しています。長期間にわたる行動制限がなくなることや、指定された医療機関に限定されず早期に診断が受けられるなどメリットは大きいと言えそうです。
ちなみに、帝国データバンクの調査(2022年9月)では感染者の全数把握の見直しや療養期間の短縮などが表明された時期に実施した分類見直しに関して、半数を超える企業で「"5類"相当への運用の見直しが望ましい」という結果となっていました。
さて、私自身は昨年(2022年)年末から今年の年明けまで実際に新型コロナウイルスに感染しています。その間に体験したことや感じたことをここで報告し、分類見直しについて感想を述べたいと思います。
2022年
<12月26日>
2023年
<1月1日>
実際に新型コロナウイルスに感染して、一番に感じたことは発熱症状の患者を受け入れることができる病院の少なさです。もちろん年末年始という時期と重なった部分はありますが、頭では分かっていてもなかなか受け入れてもらえない点を目の当たりにした瞬間でした。
受け入れ可能な病院であっても事前予約が必須であることや当日の空きがすぐになくなってしまう状況は、重症化の危険がある患者を見逃してしまうのではと感じたところです。
やはり、医師からの診断、対話ができることは何よりも大事なクスリではないでしょうか。
今後5類へ引き下げられることになっても、すぐに環境が切り替わることは難しいかもしれません。しかし、少しでもこうした安心感を得やすくなる環境に変化するのではと期待しています。
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