お盆休みの新幹線は2段階値上げ!?

2023年に続き2024年の夏も猛暑の日が続いています。
7月のTDB景気動向調査によると、飲食・宿泊・娯楽サービスなどの景況感が改善しており、本格的な夏休みシーズンを迎え、消費活動が活発になってきているのかもしれません。


新型コロナ禍においては、遠出もなかなか難しい状況でした。昨年から物価高など消費者には厳しい状況が続きながらも、各地で新幹線や飛行機を利用した旅行や帰省も賑わいをみせているといえます。


さて、日本の大動脈である東海道・山陽新幹線は、2024年8月9日から18日までの期間「のぞみ」を全席指定席で運行。長時間に及ぶホームの混雑緩和や定時運行の維持などを目的として、近年、お盆時期のほか、年末年始やゴールデンウイークで全席指定が設定されています。


利便性の向上が大きな目的と思いますが、料金面を考えると自由席がなくなる「のぞみ」に限り、単純に値上げ?!が発生しているということでしょうか。新幹線は繁忙期や閑散期で指定席の料金が変動しているので、お盆の時期は2段階の値上げが生じているようです。


ただし、確実に座れるというサービス面での向上やホーム上の混雑緩和などは旅行や帰省の行き帰りの道中におけるストレスを大きく軽減してくれることでしょう。


東京~名古屋間を自由席で立って過ごした経験がある私にとっては新幹線に"飛び乗る"ということができなくなることは、少しだけ残念な気持ちです。緊急事態はもちろんのこと、思い立ったら行動する人にとってみると、料金の値上げよりも少々ツラい面と言えるのではないでしょうか。


大学生や20代のビジネスパーソンは、やっと休みを迎え、ふらっと実家に帰る人、旅行に出かける人も多いのではと思います。

今のところ、この施策は三大ピーク時期だけですので、やはり計画的な行動が重要ですね。










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