GoToトラベルに関する企業の動向アンケート
GoToトラベル、企業の約6割が早期の再開を希望!
新型コロナウイルスの新規感染者数が減少するなか、2021年11月より大規模イベントの1万人制限が緩和されるなど、明るい話題が増えてきました。政府では2020年12月以来停止しているGoToトラベルなどの検討も進み、千葉県の「ディスカバー千葉」の再開をはじめとする自治体独自の施策も続々と行われています。そこで、帝国データバンクは、GoToトラベルに関する企業の見解についてアンケートを行いました。
- アンケート期間は2021年11月5日~8日、有効回答企業数は1,462社
- 自社ではGoToトラベルの再開時期について、いつ頃が望ましいか尋ねたところ、「2021年度内(2022年3月まで)」と回答した企業は57.6%と6割近くにのぼりました。とりわけ、「2021年中」と回答した企業は32.2%で約3社に1社は、早急にGoToトラベルの再開を望んでいる様子がうかがえました。一方で、企業の12.4%は「再開しない方が良い」と考えており、一部で慎重な姿勢もみられています。
- GoToトラベル関連業種(「飲食店」「旅館・ホテル」「娯楽サービス」の合計とする)でみると、「2021年度内(2022年3月まで)」と回答した企業は76.0%と突出して高く、「すぐにでも(2021年11月)」再開してほしいとする企業は40.0%でした。
アンケート結果
本アンケートの結果、約6割の企業で2021年度内にGoToトラベルの再開を望んでいることが明らかになりました。特に、「飲食店」や「旅館・ホテル」などを含む直接GoToトラベル事業に関連してくる業種においては、すぐにでも再開を求めている様子が強く表れています。GoToトラベルの再開により、観光需要が盛り上がることで、直接的な業種の好影響に加え、多くの関連する業種にも波及していくと予想されます。それだけでなく、消費マインドの高揚も期待でき、日本経済の活性化につながると言えそうです。
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